2008年10月9日木曜日

坂東元氏~旭川市旭山動物園副園長

受講日~10月9日
題名~日本一の動物園への挑戦、今後の目指している事

1961年旭川市生まれ。子どものころから虫や鳥が大好きで、小学生の時にセキセイインコを部屋で何羽も放し飼いにして繁殖させ、生まれたヒナを知り合いと交換したりしていた。あるとき、普段は近寄ってこないインコが2羽、坂東少年にまとわりついてきた。「あれ?」と思ったが、どうしてかわからない。翌日、そのインコは突然死んでしまった。当時まわりに小鳥を診てくれる獣医師がいなかったこともあり、坂東さんは何もできないことが悔しかった。「生き物を飼うには可愛がるだけではダメだ。ちゃんとした知識がないとダメだ」と強く感じた。その後、酪農学園大学に進学し、獣医師の資格を得て1986年から旭山動物園に勤務。獣医師、飼育展示係として働きはじめ、現在に至る。モットーは「直感力・開き直り・非常識」。
現在あるおもな展示施設――ライオンやトラなどが間近に見られる「もうじゅう館」、水中トンネルのある「ぺんぎん館」、「ほっきょくぐま館」や「あざらし館」、高い樹上での生活が再現された「おらんうーたん館」など、ユニークな展示はほとんど彼が考案したもの。最も注目されている動物園の、最も注目される「動物園人」のひとり。

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